日本のクラスター対策班の素晴らしい成果が、米国CDCのオープンジャーナルであるEIDに掲載されました。どれも非常に見応えのあるFigureで印象的です。本邦オリジナルのクラスター対策がWorld wideにも評価されることを願っています。
アウトブレイクの初期段階で日本の発信力が問題視されましたが、先日NEJMに載ったダイヤモンド・プリンセスの無症候者の短報など(N Engl J Med. 2020 Jun 12. Natural History of Asymptomatic SARS-CoV-2 Infection)、日本からも次々と素晴らしい論文が出始めていますね。
Emerg Infect Dis. 2020 Jun 10;26(9).
Clusters of Coronavirus Disease in Communities, Japan, January–April 2020.
- 日本における3184例のCOVID-19の症例から「クラスター」を解析した
- クラスターの定義は、共通のイベントや会場で一次曝露が報告された、家庭内感染を除く5例以上の症例群
- 61のクラスターが確認され、その内訳は医療施設18(30%)、介護施設10(16%)、飲食店10(16%)、職場8(13%)、音楽イベント7(11%)、トレーニングジム5(8%)、冠婚葬祭2(3%)、飛行機内1(1%)だった
- クラスター発端者22名のほとんどが20〜30歳代で、感染伝播時は発症前または無症候性だった
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