この結果を受けてPhase3 (N=300)が始まったようで、Study自体は2018年に既に終了しており、まもなく結果も発表されるようです(JMIR Res Protoc. 2020 Feb 3. doi: 10.2196/16664. [Epub ahead of print] )。
2020年第1四半期までに結果がリリースされるのではないか、と書いてあります。
J Am Soc Nephrol. 2017 Sep;28(9):2756-2767.
Randomized Trial of C5a Receptor Inhibitor Avacopan in ANCA-Associated Vasculitis.
- Design: Double blind RCT
- P: ANCA陽性MPA/GPA(RPGN、低酸素のある肺胞出血、急性多発単神経炎、CNS病変は除外)
- I: アバコパン(30mg 1日2回)+PSL20mg/day、またはアバコパン(30mg 1日2回) 単独
- C: プラセボ+PSL60mg/day(1:1:1の3群比較)
- O: 12週時のBVAS 50%減少かつ新規病変なしの達成率
- 補足:すべての患者にCYまたはRTXが併用された
結果
- 67名が登録され、高用量群23名、減量群22名、PSL free群22名に割り付けられた
- 主要エンドポイントは、高用量群14/20 (70.0%)で達成された
- 減量群では19/22 (86.4%)で達成され、対照との差は16.4%だった(90%CI −4.3% - +37.1%; 非劣性の場合P=0.002)
- PSL free群では17/21 (81.0%)で達成され、対照との差は11.0%だった(90%CI -11.0% - +32.9%; 非劣性の場合P=0.01)
- 有害事象の発生率は、 高用量群21/23 (91%)、減量群19/22人 (86%)、 PSL free群21/22 (96%)
補足
- 重症例が除外されており、腎炎の患者がほとんどです
- Table3がAEですが、アバコパン投与群には血管炎(元病増悪?)、白血球減少、高血圧が多く見えます
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